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IT×特許について

特許事例(弁理士×技術士)

IoT関連の特許事例(弁理士×技術士)

当社代表取締役 弁理士/技術士 横田一樹が代理人を務めた特許の一部をご紹介します。

<事例1>

 

発明の名称:遊技管理装置
特許番号:特許第6125954号
登録日:平成29年4月14日
権利者:大都販売株式会社
概要:遊技管理装置は、遊技機と、前記遊技機と通信可能な遊技設備装置と、前記遊技設備装置と通信可能な管理コンピュータと、を有して構成される。また、前記遊技機は、前記遊技機を一意に定めることが可能な固有情報を記憶可能な遊技機記憶手段と、前記固有情報を前記管理コンピュータに向けて送信可能な遊技機送信手段と、を備え、前記遊技設備装置は、前記遊技機の設置場所を特定することが可能な台番号を前記管理コンピュータに向けて送信可能な遊技設備装置送信手段を備え、前記管理コンピュータは、少なくとも前記台番号および前記固有情報を受信可能な管理コンピュータ受信手段と、前記固有情報を送信した前記遊技機の台数を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数された前記遊技機の台数と前記台番号の最大値とを比較する比較手段と、を備える。

経緯

 

<弁理士コメント>

本件は、審査段階で拒絶理由通知を一度も受け取ることなく、特許出願時の内容で特許査定になりました。拒絶理由通知に対する反論や補正(内容の修正等)の必要がありませんでしたので、費用と時間を削減することができました。

 
<事例2>

 

発明の名称:遊技管理システム
特許番号:特許第6064268号
登録日:平成29年1月6日
権利者:株式会社大都技研

概要:遊技台は、外部に対して第一の信号を出力可能な第一の信号出力手段と、外部に対して第二の信号を出力可能な第二の信号出力手段と、を備える。また、前記第一の信号は、払出予定数に関する信号であり、前記第二の信号は、払出完了数に関する信号であり、払出予定数が0の場合には、前記第二の信号が出力されないように構成されている。

経緯

<弁理士コメント>

本件は、早期審査(一定の要件の下、出願人からの申請を受けて審査を通常に比べて早く行う制度)を利用することで、特許出願から約1年で特許になりました。拒絶理由通知を3回受け取りましたが、早期審査を利用することで、特許出願から特許査定までの期間を短縮することができました。

また、本件は、遊技機(サブコンビネーション)の発明が新しいかどうかの判断として、遊技機(サブコンビネーション)だけではなく、遊技機とネットワークで接続されたホールコンピュータ(サブコンビネーション)との技術的な関係性等も考慮されました。

このように、IoT関連技術は、通常、複数の装置や端末がネットワークで接続されたシステムで実現されることから、新規性の判断に注意が必要となるため、IoT関連のシステムの一部について特許出願をする場合等には、新規性の考え方を理解した上で特許出願を行うことが賢明です。

 

  使えるIoT特許(利用価値の高いIoT特許)をいち早く取得するためには、専門的な知識や経験が必要になりますので、まずは専門家にご相談ください。

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