IoTやAIを活用するためには、技術のみならず、法律の知識も必要です。本書では、IoTやAIを活用する上で留意すべき法務事項を、幅広く解説しています。
著者は弁護士ですが、法律に関する記載だけなく、技術的な記載も多いため、エンジニアにも役立つ本であると言えます。また、IoTを、デバイス、ネットワーク、データ、AI、サービス、サイバーセキュリティに分類した上で法律の解説を行っている点は工夫が感じられます。
ただし、特許に関する記載がほとんど無いため、弁理士の私としては、特許を含む知的財産権に関する記載があると、さらに良かったかと思います。また、私が「IoT×知財」の情報発信の必要性を感じた1冊でもあります。
<こんな方におすすめ>
・IoTビジネスを行っている(あるいは、行う予定のある)企業や個人
・上記企業や個人の支援を行う、弁護士や弁理士などの専門家
・IoTに関する法律知識を取得しておきたいエンジニアや関係者
<キーワード>
・IoT,AI,個人情報,ビッグデータ,著作権,デバイス,契約,製造物責任,法規制