<キーワード> AI、絵画、著作権
・米国で、AI技術を使って描かれた絵画が約4,800万円で落札された。
・絵画は、黒いコートを着た男性が前方を見つめている構図になっている。
・既存の15,000枚の肖像画を取り込み分析させたところ、絵を描くことができるようになった。
『(出典)2018年10月28日東京新聞』
著作権法の保護対象である「著作物」は、著作権法第2条第1項第1号の規定により
「思想又は感情を創作的に表現したもの」と定義されています。
また、AIによって創作されたデザインやイラストは、「思想又は感情を創作的に表現したもの」
に該当しないものとして、著作権法による保護対象にはならないと考えられています。
しかしながら、AIによって創作された「デザインやイラストの著作物」の扱いについては、
今後、著作権法の改正等の動向を注視することが必要であるとともに、
自社のデザインやイラストの著作物が著作権法上の保護対象に該当するかどうか、
自社のIoT事業が他社の著作権の侵害に該当するおそれが無いかどうか等を確認することが重要です。