広辞苑によれば、「ロゴマーク(logo mark)」とは、
『会社名・商品名などを独特の字体・デザインで表したもの。ロゴ。』
のことで、和製語(日本で外国語の単語をもとにして作った語)です。
有名なロゴマークとしては、
例えば、トヨタ自動車、ヤマト運輸、ルイヴィトンのロゴマークなどがあります。
商標登録第2332340号ほか(トヨタ自動車)
商標登録第588235号ほか(ヤマトホールディングス株式会社)
商標登録第1446773号(ルイ ヴイトン マルチエ)
ロゴマークを採用するメリットとしては、
・会社や商品・サービスのイメージを分かりやすく伝えることができる。
・他の会社や商品・サービスとの差別化を図ることができる。
・会社や商品・サービスを覚えてもらうことができる。
などを挙げることができます。
ロゴマークが著作権法上の著作物
(思想又は感情を創作的に表現したものであつて、
文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの)
に該当すれば、
ロゴマークは著作権で保護することが可能です。
しかしながら、
ロゴマークは、必ずしも著作権で保護されるとは限りません。
実際に、
ロゴマークが著作物として認められなかった裁判例があります。
東京高裁判決 平成6(ネ)1470 平成8年1月25日
商標権による保護対象には、
文字や図形、立体的形状等が含まれますので、
ロゴマークは商標権で保護することができます。
アイコン画像の商標登録方法を知りたい方は、下記の記事が参考になります。
ロゴマークは、
商品等に印刷されたり、サービスを提供する施設等に描かれたりしますが、
他にも、
ソフトウェアやアプリケーションでアイコン画像として使用されることもあります。
このような、アイコン画像として利用されるロゴマークは、
「機器の操作の用に供される画像(操作画像)」に該当すれば、
意匠権でも保護することができます。
アイコン画像の意匠登録方法を知りたい方は、下記の記事が参考になります。